曲紹介 (SoundCloud)

Riki Hidaka - "Alain the thinker DUB"

2015/04/25

広島出身の日本のオルタナティブロックの新星、Riki Hidakaと、セクシーで心地良いの声でnaomiと共に退廃的な音楽を作っていたJanがタッグを組んで、LPとダウンロードで"Doublehappiness In Lonesome China"をリリースした。詳細情報はこちら二人の音源の制作に携わる広島のアナログレコードショップ兼レーベルのSTEREO RECORDSは、彼らの音源作りのためにクラウドファンディング(crowd funding)というWeb上で資金を調達する仕組みを提供しているBOOSTERを利用し、資金繰りを行っていたようだ。なるほど、このサービス良い音で音源を作りたくても、その資金繰りに困るミュージシャンにとっては強い味方になりそうだ。

そうして出来た音楽はというと、アナログレコードの質感が存分に出た、濃厚なダブ・サイケ・ドローンミュージックとなっている。柔らかみがありながらも太い音を出すベースと、タムを中心としながらビートを生みだすドラムが、その濃厚な音の下地を作り、Riki Hidakaの深くディレイのかけられたまどろむようなギター、シタール、レゲエ風味のチープなオルガン、セクシーな吐息、低い声で何かを語る男の声などが入りつつ、のっしのっしと曲が展開していく。SoundCloudで聴いていても、その音質の良さはよくわかり、それがその濃厚でダビーで実験色のある様と相まって、80年代のUKポストパンクのAdrian Sherwoodを想起させる。


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